八村塁 日本代表でも「8」前任者・太田敦也から譲ってもらった「僕の番号なんで」

 日本バスケットボール協会は30日、21年ぶりの自力出場となる男子ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表候補16人を発表した。日本人初のNBAドラフト1巡目指名で、ウィザーズ入りした八村塁(21)は、思い入れのある背番号“8”に決定。グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太(24)、アジア予選で獅子奮迅の活躍をみせたファジーカス・ニック(34)の3本柱がそろい踏みし、“日本版ドリームチーム”で世界の舞台に挑む。

 世界に日本を、そして“8”村をアピールする。アジア予選までつけていた背番号23から、宮城・明成高時代や、ウィザーズでもつける8に変更。前任者の太田敦也に自ら連絡し譲ってもらった。

 「八村なので昔から8には思い入れがある。僕の番号なんで、つけられてよかった」。引き締まった表情で戦闘服をお披露目した。

 この日から代表に合流。NBA開幕の前に、絶好の腕試しの場になる。自覚は十分。「年下になるけど、リーダーシップをもっていきたい。守備でも攻撃でも、リバウンドでも活躍して、プレーで引っ張れる存在になりたい」。渡辺雄、ファジーカスとの初の3本柱そろい踏みについても「みんながそろってやれるのは楽しみ」と腕ぶした。ラマス監督も「この3人でチームのこのベストバージョンを引き出すことができる」と、うなずいた。

 31日から名古屋合宿に入り、強化試合を経て8月31日開幕のW杯に乗り込む。1次リーグではトルコ、チェコ、米国と対戦。最大の難敵米国は、スター選手の辞退が相次いでいる。八村は「米国は別格。2軍でも3軍でも関係ない」としつつ「どれだけ自分たちの持ち味を出せるか」と、“大物食い”へ思いを巡らせた。さあ、歴史を変える挑戦が始まる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス