スノボソチ五輪銅・平岡にひき逃げ疑い 呼気検査でアルコール検出

 奈良県葛城市で9月に乗用車で追突事故を起こし、負傷者を残して逃げたとして、県警が道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、14年ソチ五輪のスノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓(23)を任意で事情聴取していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。追突したことを認めており、県警は今後、書類送検する方針。

 捜査関係者によると、平岡は9月29日午前9時55分ごろ、葛城市新庄の県道で乗用車を運転中、軽乗用車に追突。軽乗用車の女性(40)が軽いけがをしたが、そのまま逃走した疑いがあるとしている。軽乗用車は弾みで歩道に乗り上げ、4歳男児と39~49歳の男女3人に接触。この4人も軽いけがをした。

 代理人弁護士によると平岡は前夜、大阪府で友人らと飲酒した後、約5時間仮眠。事故は奈良県の実家まで帰る途中に同県葛城市で起きた。付近では秋の全国交通安全運動に合わせ、事故防止を呼び掛けるクラシックカーラリーのイベントが開催され、人だかりができていて脇見運転をしてしまったという。「動転し、どうしていいか分からず立ち去ってしまった」と話している。

 平岡は29日に事情聴取を受け、呼気検査で基準値以上のアルコールが検出された。「5時間寝たので運転しても大丈夫だと思った」と話している。

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