紀平梨花、2年連続女王へ今季目標“ノーミス”4回転より「安定して高得点を」

 フィギュアスケート・GPシリーズ全6戦の発表会見が6日、都内で行われ、主な日本選手が参加した。シニア2年目の紀平梨花(17)=関大KFSC=は、女王として臨む大会へ「ノーミスしたい」と掲げ、平昌五輪男子銀メダリストの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は「楽しむ!」と目標を記した。

 あどけない表情で会見に参加した昨年とは違う。GPシリーズ上位6選手のみが出場できるGPファイナルの女王として臨む大会がいよいよやってくる。

 今季の目標は「ノーミス!」と紀平。特に昨季はトリプルアクセル(3回転半)がショートプログラム(SP)で決まらず10戦中成功はわずか3戦。2回転半で安全策を選んだ試合もあるが波も大きく、調整に苦戦した。紀平自身も「SPでミスが多かった」と反省。「どの試合でも安定して高得点を出す」ことを目指していく。

 5日のジャパンオープンでは15歳のトルソワ(ロシア)が3種類4本の4回転を着氷。紀平は4回転サルコー挑戦を回避しただけに「痛みがない状態、追い込める状況を急いで作らないと」と焦りも口にした。だが、“ジャンプ大会”に参戦するつもりはない。

 表現力を表す5項目の演技構成点は67・43点と、昨年のGPファイナルより約5点低い。新プログラムで臨んでいるシーズン序盤だけに、完成度を高めていけば「もっと伸ばせる部分がある」。スピンやステップなど細かい部分でも、より加点を求めていく。

 「4回転もそうだけど、他で点数が伸ばせると分かっている」。スケートカナダではいきなりトルソワと再戦するだけに、意地を見せたいところだ。

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