八村塁がキャンプイン 1年目の抱負語る「どれだけチームを助けられるか」
NBAウィザーズのドラフト1巡目新人、八村塁(21)が1日(日本時間2日)にキャンプイン。9月30日は取材対応などを行う「メディアデー」が実施され、本拠地ワシントンのチーム練習施設で「どれだけチームを助けられるか」などと1年目の抱負を語った。
白地に赤と紺、背番号「8」の戦闘服で会見場に現れた。ブルックス監督、アキレス腱断裂で今季絶望のエース・ウォールに続き、チーム3番目の登壇は注目度の高さの表れだ。NBA1年目のキャンプイン。終始リラックスした表情の八村は「僕はできるだけのことを練習で見せて、どれだけチームを助けられるかを1年間の目標にしている」と言った。
日本人初のドラフト1巡目指名。指揮官はこの日、「現時点で3つのポジションが空いている」と説明し、八村のスタメン起用の可能性に触れた。昨季は東カンファレンス11位に低迷。再建モードにあるチームの核として期待されている。「すごくうれしいことですし、そこにしっかり応えなきゃいけない。チームは焦るような感じではないのでやりやすい」。自然と笑みがこぼれた。
9月のW杯は膝の不調で順位決定戦2試合を欠場。その後経過が心配されたが、すでに合同自主トレを開始し、実戦形式の練習もやっている。八村のプレーを観察したという主力のビールは「素晴らしい。彼のすべてが大好きだね」と好印象を口にする。
7日からプレシーズンゲーム5試合をこなし、23日に開幕を迎える。「まだ始まったばかり。これからチームにちょっとずつケミストリー(化学変化)も生まれてくると思うので楽しみ」。八村がまた新たな一歩を踏み出す。
