御嶽海が2度目V 大関とり宣言「11月場所で決めたいなと思います」

優勝インタビューを終え、ファンに手を振る御嶽海=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 「大相撲秋場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 関脇御嶽海(出羽海)が12勝3敗で並んだ関脇貴景勝(千賀ノ浦)との優勝決定戦を制し、昨年の名古屋場所以来7場所ぶり2度目の優勝を果たした。館内での優勝インタビューでは「最高です」などと思いを語った。

 正面からぶつかり御嶽海が鋭く前へ。もろ差しを果たすと、そのまま寄り切る完勝だった。恒例の土俵横での優勝インタビューでは「最高です」と一言。初優勝との違いについて、「重かったです。まあ、去年の名古屋はまぐれで優勝できて、今回はしっかり目標に向かってやってこれたので、それが実ってよかったです」と語った。

 さらに、インタビュアーは「大関」の言葉は使わなかったものの、少なくとも本場所が起点になるとして、来場所の抱負をたずねた。何度も客席から「大関」の声が上がる中、この質問に御嶽海は「そろそろ皆さんの期待に応えられるように11月場所で決めたいなと思います」と応じ、大歓声を浴びた。

 大関昇進は三役3場所で33勝を挙げることが目安とされている。先場所9勝、今場所12勝の御嶽海は、来場所12勝で3場所33勝となる。ただ、勝利数はあくまでも目安であって、白星を挙げた相手や優勝や優勝争いに最後まで残ったかなど、さまざまな要素が勘案されるのが通例となっている。

 御嶽海は今場所、初日に朝乃山(高砂)に敗れたが、そこから6連勝。本割では8日目に貴景勝に敗れ、11日目には竜電(高田川)に土をつけられたが、優勝争いに食らいついた。14日目の大関豪栄道(境川)戦では変化を見せ、館内のファンからブーイングを浴びていた。千秋楽の本割では小結遠藤(追手風)と対戦し、迫力のある出足で寄り切った。

 また、優勝したことで、三賞のうち、殊勲賞を受賞した。

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