新十両の魁勝、うれしい1勝もしこ名に引っかけ「今日は快勝じゃない」
「大相撲秋場所・4日目」(11日、両国国技館)
新十両の魁勝(浅香山)がうれしい関取1勝を挙げた。木崎海(木瀬)の押しに追い込まれたが耐えて逆襲。右を差して出て逆転勝利した。
どんな1勝かと問われ、名前にかけて「かいしょう(快勝)」と言いかけながら、「うれしいです」と言ってこらえた。「きょうは快勝じゃない」と、もっと好内容の時まで、そのセリフを取っておくつもりだ。
土俵下では審判で師匠の浅香山親方(元大関魁皇)が座っており「緊張した」と言う。師匠からは「脇が甘いから締めろ、自分の相撲を取ってこい」とハッパをかけられており、親心にも応えた。
「全敗したらどうしようかと思っていた」と安どしていた。