松田、五輪仮切符 17歳美女サーファー、アジア最上位15位で獲得

 「サーフィン・ワールドゲームズ」(9日、木崎浜海岸)

 女子5回戦1組までと敗者復活戦が行われ、松田詩野(17)が15位でアジア最上位となり、条件付きで東京五輪の出場権を獲得した。前田マヒナ(21)は21位、脇田紗良(16)は41位。松田は4回戦で1組3位となって5回戦進出を逃したが、敗者復活6回戦1組を2位で勝ち上がった。同7回戦2組は4位敗退で姿を消した。最後までアジア最上位を争った前田は同6回戦3組4位で敗退した。10日は女子決勝までと、男子1回戦36組までが行われる。

 若き美女サーファーが東京五輪代表の座を事実上、手中にした。松田は「表彰台に乗って決まりたかった」と苦笑いしたが、やりきった表情を見せた。

 アジア最上位に与えられる五輪仮切符を最後まで奪い合ったのは、松田と前田。ともに4回戦で敗れ、敗者復活6回戦に回り、松田は波の頂点で板を切り返す「オフザリップ」を連発して、今季好調なバルバドス選手を上回り2位で突破。前田が敗退したため、この時点で五輪代表権をものにした。

 さらに松田は敗者復活7回戦に臨んだが、ここで波に乗る優先権に違反する痛恨のミス。通常は2本合計で争うところを、2本目が無得点となるペナルティーを受け敗北した。メダルを目指していただけに「すごく悔しい」と言うが、「経験としてこれからの試合に生かしたい」と次を見据えた。

 5月には第1回ジャパン・オープンで初代女王になり、今大会の出場権を獲得。「今がチャンス」。約4カ月間、本気で取り組み、それまでは練習の最後にまとめて見ていたビデオを、波に乗るたびにチェック。技の精度を高めた。

 まだ来年のワールドゲームズ(WG)での日本選手の結果次第では、内定がなくなる可能生がある。「日本人もトップのスキルや実力を持ってる。来年までスキルアップやトレーニングをして挑みたい」と20年の活躍も誓った。五輪に1番近い存在になっても油断はしない。

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