楢崎智亜 全体1位で複合予選へ「流れに乗れた」

 「スポーツクライミング・世界選手権」(17日、エスフォルタアリーナ八王子)

 スピードが行われ、日本勢は男女とも予選敗退に終わった。男子でボルダリングを制した楢崎智亜(23)=TEAM au=は22位となり、3種目で争う複合予選へ全体1位で進出。左肩を痛めた野中生萌(XFLAG)は日本女子トップの25位に入った。野口啓代(TEAM au)が全体2位で複合予選に進んだ。18日からの複合で日本人最上位の7位以内となれば、東京五輪代表に内定する。

 スイスイ駆け上がった。楢崎智は1本目で自己ベストに迫る好タイムをマーク。決勝進出も狙える位置につけたが複合進出は確実だっただけに、2本目は「皮の消耗を抑えたい」とスキップした。

 「いい記録が出て良かった。感覚はかなりいい。順位もいいし大きい失敗がない。流れに乗れた」と手応えは上々。男子複合予選は19日。21日に東京五輪を懸けた決勝の戦いが待っている。納得の仕上がりで“本当の勝負”を迎えられそうだ。

 16日のオフは弟・明智(20)とともに温泉へ。交代浴をするなどしっかり汗を流し、心身ともにリフレッシュしてこの日を迎えた。

 「代表はそこまで意識していない。世界一になりたい」と楢崎智。あくまでここは通過点だ。

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