陸上の世界選手権(9~10月・ドーハ)競歩代表が8日、北海道千歳市での合宿を報道陣に公開した。男子50キロで日本記録を持つ鈴木雄介(富士通)は15キロを歩き「ほぼできあがっている状態。調子を崩さない練習をしていければ」と、仕上がりに自信をのぞかせた。
暑さ対策に生かすため、汗や体の奥の「深部体温」などのデータも収集した。鈴木は7月末に来年の東京五輪のコースを歩いたそうで「ほとんど影がない。再考してほしい」と過酷な設定を憂慮しつつ「自分にできるのはベストコンディションをつくることと、暑さに慣れること」と話した。