世界17位・常山幹太 いきなり金星「勝っちゃった」リオ五輪金メダリスト撃破

 「バドミントン・ジャパン・オープン」(23日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 男子シングルスの開幕試合で、世界17位の常山幹太(トナミ運輸)が金星を挙げた。リオ五輪金メダリストのシン竜(中国)をストレートで初めて撃破。世界4位を圧倒した23歳は「勝っちゃった」とおどけた。

 絶妙なコースへのスマッシュに加え、持ち前の粘りも発揮したのが第2ゲーム。12-12から7連続得点で突き放した。「相手は少し気持ちが引いていた。こちらはノープレッシャー」と、心理戦でも五輪王者を上回った。

 東大阪大柏原高3年時の14年全日本総合選手権で、高校生として19年ぶりに4強入りした逸材だ。世界ランクは1位の桃田、11位の西本拳太(トナミ運輸)に次ぐ日本人3番手につける。男子の五輪枠は最大2。「目の前の試合を全力でやる」と意気込む男は、1年後も同じ場所に足を踏み入れる。

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