飛び込み 榎本宮本組は14位で決勝進出逃す…女子シンクロ板飛び込み

 女子シンクロ板飛び込み予選を終え、抱き合う榎本(右)、宮本組=光州(共同)
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 「水泳・世界選手権」(15日、韓国・光州)

 決勝で8位以内なら五輪切符を手にできる女子シンクロ板飛び込み予選が行われ、榎本遼香(22)=栃木DC、宮本葉月(18)=近大=組は253・50点の14位に終わり、12位以内が進む決勝進出を逃した。

 昨秋ペアを結成したばかりの2人。6月のグランプリ(GP)スペイン大会で初めて世界の舞台を経験し、2戦目が世界選手権の大舞台となった。「緊張は想像以上だった」と宮本。板に乗り、名前がコールされ、笛が鳴った瞬間、足が震えたという。最初の1本目で思うような演技が見せられず、15位発進。2本目で全体2位の高得点をマークし、8位まで巻き返したが、その後は得点を伸ばしきれなかった。

 「練習を重ねて確実に質は上がっていたが、狙ったとおりに力を出せなかった」と榎本。決勝進出、目標だった8位以内での五輪内定はかなわず、試合後は抱き合って悔し涙を流した。

 1年後の大舞台へ、まだ代表入りのチャンスはまだ残る。同調性を高めることはもちろんだが「お互いにいい演技ができたら点数は伸びる」(宮本)、「個人の質を上げることが大前提」(榎本)と、さらなる成長を誓い合った。

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