渡辺一平、闘病中の池江の分も…入江は「再び表彰台へ」世界水泳壮行会

世界水泳壮行会に出席した渡辺一平(前列中央)=都内
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 「世界水泳2019」(12日~28日、韓国・光州)

 壮行会が11日、都内で行われ、メダルが期待される瀬戸大也、入江陵介、渡辺一平、大橋悠依ら出場24選手が登場した。

 瀬戸は現在の調子について「すごくいい感じ」と語り、「いいパフォーマンスができれば、結果はついてくる」と自信をのぞかせた。舞台が韓国と、日本から近く、時差の問題などが少ないことも余裕につながっている様子だ。

 男子200メートル平泳ぎの世界記録保持者でもある渡辺は「結果で引っ張る」、「勝つこと、勝利しかない」と力強く宣言。「仲間である池江(璃花子)が代表に入れていない。その分、水泳界を引っ張る存在になる」と、闘病中の友の分まで日本水泳界を引っ張る覚悟を示した。

 入江陵介は出場選手中最多の6度目の世界水泳になる。「個人のメダルは13年から止まっているので、再び表彰台へ」と意気込みは十分。来年30歳を迎えることから「20代最後の夏。やり残したことがないように30歳のオリンピックにつなげたい」と語った。

 女子の大橋は色紙に「強心臓」と記した。「自分のメンタルの弱さで苦労をした。最後まで気持ちをコントロールできないことがあったので、リベンジしたい」と、技術面よりも精神面の成長を誓っていた。

 今回の世界水泳は、個人種目の金メダルが即東京五輪代表内定となる。さらにリレー種目は予選12位以内で東京五輪出場枠を獲得と、まさに東京五輪に直結する重要な大会となる。

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