ラグビー日本代表・リーチ主将が全メニュー消化「不安はほぼない状態」

 「ラグビー・日本代表合宿」(28日、シェラトングランデオーシャンリゾート)

 地獄メニューを乗り越えて明るい表情を見せた。15対15の攻防練習で走り回った後、さらにフィットネス系のメニューが課される鬼練習。フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=は全メニューをクリアして見せた。

 「最後は過去最高にしんどかったです」と息をつきながらも、表情は明るい。「だいぶ走れるようになってきた。数値的にもよくなってきたし、GPSのデータも悪くはない。アベレージは超えています。超えていますけど自分の中ではまだ走るところは走らないといけない」と現状を説明した。

 恥骨の炎症のため3月中旬以来、別メニュー調整が続いていた。3カ月ぶりに全体練習に合流したのが24日だが、ランニング系のメニューは制限していた。連日、起床して異常がないか確認する作業が続いた。この日はハードだった全メニューを消化。「不安はほぼない状態で練習できている。練習に影響はない」と話した。

 午前中の豪雨から一転、午後は太陽が出た。異常な湿気と暑さの中、午後練習が行われた。この日はウオーミングアップ後に円陣を組んだ。「スイッチを入れ直した。暑いのは分かる。キツいのはみんなで乗り越えようと」と号令をかけた。チームを引っ張る主将の姿が頼もしい。

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