貴景勝が神戸新聞スポーツ賞受賞 出席の父が「我が子ながら誇りに思う」

 優れた業績を挙げた兵庫県ゆかりの個人・団体を顕彰する「第73回神戸新聞平和賞、文化賞、社会賞、スポーツ賞」の表彰式が7日、神戸市のホテルで行われ、スポーツ賞は芦屋市出身で大相撲の大関貴景勝(22)=千賀ノ浦=が受賞した。新大関で迎えた夏場所で右膝を負傷し、途中休場。現在は治療に専念しており、この日は両親が代理で出席した。

 貴景勝は西宮市の仁川学院小3年から本格的に相撲を始め、報徳学園中3年時に中学横綱を奪取。14年に角界入り。昨年11月の九州場所で兵庫県出身では18年ぶりとなる優勝。今年の春場所後、同県では2代目増位山以来、39年ぶり大関へ昇進した。

 貴景勝の父・一哉さんは幼少期より親子鷹でスパルタ教育を施し、馬力ある突き押し相撲の礎を築いた。受賞には「大変光栄なことで我が子ながら誇りに思う」と、喜びをかみしめた。

 いきなりのかど番で迎える名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)復帰へ向け、現在はリハビリに全力を挙げる。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は本格的な稽古再開は今月下旬になる見通しを示すなど再起ロードは険しい。

 父は「(周囲の)ほとんどの人から『ケガを治してからしっかり出てくれ』と言われる。22歳で相撲人生をつぶさないように治ってからでも時間はある。私も本人もそう思っている」と無理して復帰し、悪化させることを危惧していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス