2020年東京五輪の聖火リレーのルートに、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町と原発周辺の自治体が含まれることが28日、分かった。
大熊町は今年4月に一部地域で避難指示が解除されたが、大部分で避難指示区域が残る。周辺の自治体でも避難指示が解除された場所で聖火リレーが行われる。
大熊町に隣接し同じく第1原発が立地する双葉町は今も全域避難が継続。双葉町は一部地区で来年春の避難指示解除を目指しており、ルートに入るか調整が続いている。
ただ、復興進展のアピール重視で、住民が置き去りにされているとの指摘もある。