女子重量挙げ・三宅、右太もも負傷で棄権 今季3戦目で体が悲鳴

 「重量挙げ・全日本選手権」(24日、江刺中央体育館)

 女子49キロ級の三宅宏実(33)=いちご=がジャークの試技で右脚を負傷して棄権した。糸数加奈子(自衛隊)がトータル173キロで優勝。男子73キロ級の宮本昌典(東京国際大職)はスナッチ150キロ、ジャーク183キロのトータル333キロで、いずれも日本記録を塗り替えて圧勝。女子55キロ級は八木かなえ(ALSOK)がトータル186キロで制覇した。

 五輪2大会連続メダルの三宅が、ジャークの1回目で右太ももを負傷し棄権。「ぱちっと音がした。途中でやめてしまい、支えてくれた方に申し訳ない」と涙をにじませた。スナッチで2位の79キロを上げたが、ジャークの前には違和感があったという。ドーピングの検査機会を増やす目的もあり、20年東京五輪の出場権を得るには今季、多くの国際大会に出ることが必須。2、4月に海外へ遠征したベテランは「体が強い選手が生き残っていく。私は3試合目で壊れた。ショックだが、これも力に変えたい」と言葉を絞り出した。

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