貴乃花氏が法人設立で世界進出「伝統文化を伝えて参りたい」政界進出は否定
大相撲の元横綱で、昨年10月に日本相撲協会を退職した貴乃花光司氏が19日、都内のホテルで、「一般社団法人貴乃花道場」についての記者会見を開いた。
理事長の松浦晃一郎氏、監事の神山敏夫氏とともに登壇した。花田氏は「皆さま、このたびは『一般社団法人貴乃花道場』を設立するにあたり、お集まりいただきありがとうございます。私自身もお子さんと触れあう中で、お子さんだけでなくて、世界各地へできるだけ足を運んで日本の伝統文化を伝えてまいりたいと思います」とあいさつした。
会見に先だって行われたパーティーの「貴乃花御縁会」には、主催者発表で520人が出席したという。中には政治家も出席していたというが、この夏の参院選での立候補ついては「出ることはございません」とし、今後の政界進出についても「ないです」と否定した。
今月20日にはイタリアに出発し、現地の日本人を主な対象として、相撲について教えるという。7月にはニューヨークに向かい、「ニューヨークは大学の予備校生というのでしょうか。大学に入る方々と親御さんに話をしてきます」との方針を明かした。日本各地でも土俵の設置されている場所、ない場所にかかわらず、貴乃花氏が訪問する形で、相撲の魅力を伝えていくという。