日大教職員が田中理事長提訴へ 悪質反則で支援団体表明

 日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題などで大学のイメージが傷つけられ精神的苦痛を受けたとして、複数の日大教職員が田中英寿理事長ら大学執行部に慰謝料の支払いを求めて近く提訴することが7日、分かった。訴訟を支援する「新しい日本大学をつくる会」(会長・牧野富夫元日大副総長)が文部科学省で記者会見して発表した。

 牧野氏は会見で、訴訟を通じて現執行部の総退陣を求めるほか、大学に損害を与えたとして、会のメンバーが背任罪で刑事告発を行う考えも示した。会のメンバーは日大の教職員OBら約25人。会によると、OBでは大学のイメージ悪化を理由とする慰謝料請求が困難なため、複数の現役教職員が原告となる。

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