大坂なおみ、左腹筋痛で準決勝棄権…全仏へ暗雲

 「女子テニス・ポルシェ・グランプリ」(27日、シュツットガルト)

 シングルスで世界ランキング1位の大坂なおみ(21)=日清食品=が、左腹筋痛のために27日の準決勝を棄権した。26日に行われた準々決勝で世界25位のドナ・ベキッチ(クロアチア)に6-3、4-6、7-6で勝ち、4強入り。第1シードの大坂は準決勝で世界15位の第8シード、アネット・コンタベイト(エストニア)と対戦する予定だった。

 準決勝を前に、大坂が左腹筋痛での棄権を発表した。記者会見で「初戦から痛みがあった。今朝起きるとひどくなっていた」と説明。全仏オープンに向けて、苦手な赤土のツアー大会で手応えをつかみつつあっただけに痛恨の負傷劇となった。

 26日の準々決勝は得意なハードコートでプレーしているかのように力強いサーブを打ち込み、第2セットを落としたもののしっかりと勝ち切った。「クレーコートの練習をたくさん積んできた。その成果が出て、とてもうれしい」。3月のマイアミ・オープン3回戦で敗れてから約1カ月。赤土対策に励んだことが結実して表情も明るかっただけに、無念が募る。

 「今のところ予定を変えるつもりはない」と、5月のマドリード・オープンに出場する意向を示した大坂。全仏オープン開幕まであと一カ月。軽傷であることを祈るばかりだ。

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