張本智和 Vに追い風?世界2位まさかの敗退で決勝まで対中国なし

男子シングルス2回戦でポイントを奪いガッツポーズする張本智和=ブダペスト(共同)
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 「卓球・世界選手権」(24日、ブダペスト)

 男子シングルス3回戦で、世界ランク2位の許シン(中国)が同34位のゴジ(フランス)に敗れる波乱があった。順当なら張本智和(15)=木下グループ=が準決勝で許シンとぶつかる組み合わせだったが、決勝までは中国選手と当たらない見通しとなった。

 張本に追い風が吹いた。中国トップ選手の中でも勝ったことのない許シンのまさかの敗退に、日本男子の倉嶋洋介監督は「ラッキーでしかない」とニヤリ。日本の男子シングルスは40年間優勝から遠ざかっているだけに、「ツアーとかなら(中国勢と)やらせたいところですけど、こういう(重要な)場なので。できるだけ上に上がるしかない。山登りと一緒で何としても登りたい」と倉嶋監督。ただ、メダルまでには元世界ランク1位のティモ・ボル(ドイツ)らが立ちはだかるだけに、「これが油断にならなければ」と気を引き締めることを強調した。

 ベスト16進出を決めた張本は許シンの敗退を受け、「決勝に進出する選手がわからなくなってきたけど、自分はあくまでベスト4に入ることが目標なので」と表情は変えなかった。まずはメダル獲得が悲願なだけに「こっち(のブロック)はボル選手やジャン・ウジン選手(韓国)や強い選手がいるので。こっちのゾーンを抜けてから(準決勝以降のことを)考えればいい」と、あくまで次戦だけを見据えた。

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