宇野昌磨“異次元ジャンプ”挑戦も! 3アクセル+4トーループ…成功者ゼロの大技

 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(11日開幕、マリンメッセ福岡)

 今季成績上位6カ国・地域で争われるフィギュアスケートの世界国別対抗戦が11日、マリンメッセ福岡で開幕する。10日は公式練習と前日会見が行われ、平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は、成功すれば世界初となるトリプルアクセル-4回転トーループのコンビネーションジャンプ挑戦の可能性を示唆した。日本は17年に続く連覇を目指す。

 今季最終戦を前に、宇野は「やりたいやりたいばっかり」と前のめりだ。まずSPは今季の「天国への階段」から昨季平昌五輪でも使用した「四季・冬」を使用する。「あらためて滑ると、すごくいいプログラムだと実感した」と好感触だ。

 続くフリーでは高難度の4回転フリップを2本導入。さらにトリプルアクセル-4回転トーループという世界で成功例のない“異次元ジャンプ”を組み込む可能性も示した。午前も午後も1度ずつクリーンに着氷。「公言はできない」と言うが、導入するなら基礎点が1・1倍となる演技後半を予定している。

 このジャンプの基礎点は、現状最高難度の19・25点。「僕はまだ21歳。もっと成長できる年」と宇野。曲かけでは転倒に終わった上に、肩で大きく息をするほど疲弊していた。

 それでも挑む価値はある。「またトップで争えるような選手になるための一歩を踏み出したい」。4位に終わった世界選手権の悔しさをかみしめ、攻めの要素満載のプログラムで勝負に出る。

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