日本スポーツ振興センター(JSC)は10日、2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアム、新国立競技場のデザインについて、建築家の隈研吾氏らによる細部の調整が完了したことを明らかにした。隈氏は「今までのスタジアムとは違った、日本らしい温かい感じを目指してきた。早く皆さんにも体験していただきたい」と述べた。
最後の調整では、神宮の緑に溶け込む雰囲気の柔らかさや、日本らしさをより重視した。国賓級が集う「VVIPエリア」の壁や柱の表面の素材を木材から和紙に変更したほか、建物内にホタルの光をイメージしたS字状の照明を導入した。