2020年東京五輪に向けて建設中のカヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区)に水を張る作業が1日、スタートした。必要な水量は約1万8千立方メートル。東京都の担当者が合図すると、コース内へと少しずつ水が流れ込み、担当者は「記念の一日」と感慨を込めた。約2週間かけて満水にし、設備の機能のチェックに入る。
水は水道水で、会場内でろ過設備を通して循環させる。都によると、五輪本番前には水を入れ替える予定という。
この会場は国内初の人工コースで、全長約200メートル。コースは5月末に完成予定で、10月にテスト大会を実施する。