日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は29日、金銭が絡んだ問題で日本バドミントン協会が昨年9月に決めた再春館製薬所元監督の今井彰宏氏と元コーチの吉冨桂子氏への処分について「著しく合理性を欠く」として取り消す判断を下した。無期限で会員登録が認められないとの処分を受けた今井氏は登録申請が可能となり、会員登録を抹消されていた吉冨氏の資格は回復する。
岐阜市内で記者会見した今井氏は日本協会に対し「組織を刷新し、新たにスタートする必要がある」と指摘した。日本協会の広報担当者はJSAAの判断に関する通知をまだ受け取っていないとした上で「内容を精査する」と話した。