紀平梨花「自分に集中し過ぎていた」3回転半ミスでSP7位 フリーへ「やるしかない」

SP冒頭のトリプルアクセルが決まらなかった紀平梨花(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(20日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子SPが行われ、今季国際大会6連勝中の紀平梨花(16)=関大KFSC=は冒頭の3回転アクセルが1回転アクセルになってしまい、この要素の得点が0点になる痛恨のミスが出た。SPの得点は70・90点で7位発進となった。

 成功すれば大きな武器となる3回転アクセルが、抜けたようなジャンプになり1回転アクセルに。規定により、この要素の得点は0点となってしまった。続く3回転フリップ-3回転トーループは着氷。3回転ルッツも美しくおりて立て直したが、SPトップのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は82・08点、約11点の差はあまりにも大きい。

 レイバックスピンで締めくくった直後には、両手をこすり合わせて何かをつぶやく様子が見られた。演技後は「自分に集中し過ぎていた。もっとまわりを見渡さないといけなかった。強気に思いすぎた」などの反省を口にした。フリーへも「できると思うかどうかじゃなく、やるしかない」と強い言葉を発した。

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