錦織圭 大坂なおみと調整競演 心身不安なく前向き

 「テニス・BNPパリバ・オープン」(6日、インディアンウェルズ)

 男子シングルスの錦織圭(29)=日清食品=が調整した。テニスで四大大会の次に規模が大きい今大会。右手首の故障が明けたばかりの昨年は肺炎で欠場し、2年ぶりの出場となる。第6シードで臨む日本のエースは「去年は体調を崩していて苦しかった。今は手首の痛みがないし、いいテニスができた時に一番の幸せを感じる」と心身に不安がないことを強調した。

 この日は女子シングルスで2連覇を目指す第1シードの大坂なおみ(日清食品)と隣のコートで練習した。新コーチのジャーメーン・ジェンキンス氏と30分程度の軽めの調整だった大坂とは対照的に、錦織はマイケル・チャン・コーチが見守る中で1時間、たっぷりと汗を流した。

 大坂とは「あいさつぐらい」とゆっくり話す時間はなかったという。新体制で挑む若き女王について「彼女はメンタルが強いので今のままリラックスして戦ってくれたら」とエールを送りつつ「いろんなコーチから学ぶことは大事。コーチがどうとか周りが騒ぎすぎるのは良くない」と思いやった。

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