日本代表合宿にマフィ合流「心配をかけてすいませんでした」昨年7月に暴行事件

日本代表候補合宿に追加招集されたナンバー8マフィ(中央)が合流。笑顔を見せる
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 「ラグビー・W杯日本代表候補合宿」(4日、千葉県浦安市)

 ラグビーW杯まで200日となり、日本代表候補合宿は第5クールに突入。暴行事件により招集外だったナンバー8アマナキ・レレイ・マフィ(29)=NTTコミュニケーションズ=が代表候補入りし追加招集された。

 取材に応じたマフィは、「まず心配をかけてすいませんでした」と大きな体をかがめて、謝罪の言葉を述べた。「これからレベルアップして、メンタルもしっかり100%準備して、W杯までやっていきたい」と決意を述べた。

 事件は昨年7月、マフィが所属していたスーパーラグビー・レベルズのニュージーランド遠征中に起こった。同僚選手を暴行した疑いで身柄を一時拘束されたもの。釈放、帰国後は自宅謹慎を経て、11月末のトップリーグカップ戦で実戦復帰していたが、日本代表候補入りは係争中を理由に見送られていた。

 薫田真広強化委員長(52)は昨年末にマフィと面談したことを明かした。「彼自身無罪を主張しています。世論を騒がせたことに対して反省もしています。一般論として無罪を主張している人間に対してペナルティーを科すのはと」と説明。ニュージーランド司法側も再三の裁判延期など停滞したままであることもあり、招集に踏み切った。

 その上で、「日本協会の方針として、以前と変わらずニュージーランドの司法の判断を見て逐一判断していく、それに関しては変わりはありません」と今後も司法手続きに応じて対応していく方針だ。

 合宿ではマフィは早速15対15の戦術練習にも参加。練習で厳しいタックルを披露するなど、存在感を示した。フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=は「練習の激しさでチームのスタンダードが上がる。彼が入ったことで世界基準かなと思います」とそのレベルの高さを訴えた。

 あと200日で迎えるW杯。そのスタートラインに立ったマフィ。「チャンスをもらって、どれだけ日本のためにやれるか。頑張っていきたい。アピールしかない。何でも100%を出せるようにします」と神妙に話した。

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