バスケ日本代表 強豪イラン撃破!W杯出場へ大きく前進

 「バスケットボール・W杯アジア2次予選、日本97-89イラン」(21日、テヘラン)

 F組の日本はイランを97-89で撃破し、21年ぶりの自力出場へ大きく前進した。22日(日本時間23日未明)にE組のヨルダンが中国に敗れると、日本で開催した2006年大会以来のW杯出場が事実上決定。日本が24日のカタール戦を棄権しなければ出場権を獲得する。W杯は今夏に中国で開催される。

 日本男子を長く支える2人が大一番で躍動した。低迷期からエースを担う比江島(栃木)と、207センチの竹内譲(A東京)が強豪イラン撃破に貢献。24得点の比江島は「自分しかいない。攻撃だけに集中した」と果敢な姿勢で味方を鼓舞した。

 アジア予選は泥沼の4連敗スタートだった。高さで劣るため、比江島には得点以外にも守備、リバウンドと役割が多かった。竹内譲もゴール下で相手の長身選手をマークする負担が大きく、チームが試合終盤に失速する遠因となっていた。

 流れが変わったのは昨年6月のオーストラリア戦から。日本国籍を取得した210センチのファジーカス(川崎)が加わり、周囲の負担が軽減されて快進撃が始まった。イラン戦のメンバーは全員がBリーグ所属。米ゴンザガ大の八村とグリズリーズでNBAデビューした渡辺が不在で不安視されたが、竹内譲は「そういう見方を覆したい気持ちがあった」と17得点。“国内組”の意地を示した。

 勝ち続けることで個々の躍動感も増した。竹内譲は「全員が自信を持てて、それをコート上で表現できている」と言う。一戦ごとに進化する好循環が生まれ、敵地での価値ある白星に結実した。

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