宇野昌磨が帰国 報道陣見て「優勝と準優勝でこれだけ違う」

 到着ロビーで金メダルを手にポーズをとる宇野昌磨=成田空港(撮影・開出牧)
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 フィギュアスケート・四大陸選手権の男子で初優勝を果たした宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=が12日、帰国した。多くの報道陣が取材に訪れたのを見て、「優勝と準優勝ではこれだけの違いがあるんだな」と、その反響の大きさを実感していた。

 大会前に右足首を痛めていたため、「四大陸選手権は練習を積み重ねての優勝ではなかったので、やり切ったという実感だったり達成感というものがいつもより少ないかなと思う」と率直な思いを告白した宇野は、「少しのもやもやは世界選手権でぶつけたいなと思います」と意気込んだ。

 約1カ月間の調整は「1位を、優勝を目指しての練習に取り組んでいきたい」と力強く頂点を目指すことを宣言。自身を支えてくれる人たちからは世界選手権での優勝も期待する声が上がっているといい、「周りの人のために優勝したい」と語った。右足首に痛みはもうなく、「二度とけがを再発させないように」細心の注意を払いながら調整をするとした。

 主要国際大会で準優勝が続き、悔しい思いを数年間、続けてきた。どこが違うかと尋ねられると、「この辺です」と報道陣を示した宇野。「かなり多いなと感じますし、まあ、僕はまだ世界選手権という大きなものが待っているので、正直、今回の大会の優勝というのはうれしさもあるんですけど、僕はもっと大きなうれしさがあるんじゃないかと思うので、うれしさに浸らずに、前を向いて、次の試合に向けて、練習していこうという気持ちの方があります」と語った。

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