39歳十両の豪風が負け越し 進退には「自分一人では決められない」
「大相撲初場所・9日目」(21日、両国国技館)
39歳ベテランの十両豪風(尾車)が若元春(荒汐)に押し出され8敗目(1勝)を喫し負け越した。立ち合いから押し込まれ、土俵際、肩すかしに出て相手を転がしたが、その前に土俵を割っていた。
東十両12枚目で十両残留には7勝がノルマの中、後がなくなった。「めいっぱいやっている。心も体も前向き」と気力に白星が追い付いてこない。
「まだまだ、とか頑張れ、頑張れと言われるのがつらい」と、悔しげ。「自分一人でここまで来たわけじゃない。いろいろ考えないといけないこともあるだろうけど自分一人では決められない」と、進退に関し考えることを示唆していた。