大坂なおみ、またも見せた成長の証 メンタル崩れず逆転で初の全豪OPベスト8

女子シングルス4回戦でプレーする大坂なおみ=メルボルン(共同)
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 「テニス・全豪オープン」(21日、メルボルン)

 世界ランキング4位の大坂なおみ(日清食品)が、女子シングルス4回戦で同12位のアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)と対戦。4-6、6-3、6-4で逆転勝ちし、自身初のベスト8進出を果たした。

 序盤、スライスショットを効果的に使う相手に苦戦。第3ゲームにブレークを許すと、主導権を奪い返せず、4-6で第1セットを落とした。

 「あきらめなかった。相手がいいプレーをしていて何をしていいか分からなかったが、何とか食い下がりました」と大坂。第2セットに入り、徐々に対応した。第6ゲームで初めてブレークに成功。第9ゲームで相手にブレークポイント握られると、ラケットでボールをたたきつけて自らを鼓舞。23回のラリーを制してピンチを脱出すると、そのまま押しきり、6-3で第3セットに持ち込んだ。

 第3セットは、一進一退の攻防。第1ゲームでいきなりブレークに成功したが、第6ゲームでは逆にブレークされ、ラケットをたたきつけて悔しがった。流れが相手に傾きかけたが、気持ちを立て直し、第7ゲームですぐにブレーク。第8ゲームもデュースの攻防を制してキープに成功。勝利を引き寄せた。

 大坂は昨年、全米オープンで初優勝。日本人で初の四大大会制覇の偉業を成し遂げた。以前は精神面にも課題があったが、サーシャ・バインコーチのもと大きく成長。今大会では粘り強さも身につけ、3回戦でも第28シードの謝淑薇(台湾)に5-7、6-4、6-1逆転勝ちした。

 準々決勝では同7位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)と対戦する。

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