空手・清水希容 採点制導入も「自分らしく」今季初戦に意気込み
20年東京五輪でのメダルラッシュの期待が懸かる空手の日本代表が20日、2019年初戦となるプレミアリーグ・パリ大会に向け、都内で記者会見を行った。今大会から東京五輪でも採用が確実な新ルールで行われ、形はこれまでの旗判定から、採点制が導入される。
昨年の世界選手権銀メダルの清水希容(25)=ミキハウス=は「しっかりと想定して練習してきた。基礎を積み重ねてきたので、あとは本番でそれを出せれば。基礎の部分と、自分らしさを出したい」と、意気込んだ。
世界王者の喜友名諒(28)=劉衛流龍鳳会=も「今まで意識して練習してきたことは変わらない。持ち味の強さを出したい」と、泰然自若の姿勢を貫いた。
※形の新ルール
形の演武に対して、7人の審判が判定。審判は、技術点と競技点を各10点満点で採点する。7人の採点のうち、上位2つ、下位2つの得点を除き、間の3つの採点を合計。技術点は70パーセント、競技点は30パーセントにし、その合計が得点となる。技術点は立ち方、技、流れるような動き、タイミング、正確な呼吸法、極め、各流派の基本に対する一致性など評価、競技点は力強さ、スピード、バランスを評価する。