明大、22年ぶりの復活Vに田中澄憲監督も感慨「初優勝という感じです」

 「ラグビー・大学選手権・決勝、明大22-17天理大」(12日、秩父宮ラグビー場)

 22年ぶりの復活V。明大・田中澄憲監督(43)は「明治大学としましては22年という、悲願なんですけど優勝を達成することができました。22年ぶりという実感はなく、初優勝という感じです」と喜びを口にした。

 シーズン前のミーティングで選手に伝えた。「自分たちじゃなくて、全国のファンとか、OB、OGの誇りとなれるようなチームにしましょう」。この日スタンドに多くいたオールドファンも含めて、22年もの間待ちわびた優勝。その実現を「応援してくださる方の元気の源になる」と話す。

 2年前、当時の丹羽監督から誘いを受けた。所属のサントリー・佐治会長の「やってきたらいいだろう。明治が強くないと面白くないだろう」と鶴の一声で「決まっちゃいました」。昨季はコーチとして、そして今季から監督に就任した。

 託された名門再建。「常に優勝を狙えるチームじゃないといけない」とかつてのような強いメイジの復活を目標とし、「やりたい人がやってムチャクチャにしちゃうんじゃなくて、本当にまともな組織で、きちんと受け継いでいくものにしないといけない」とその礎を築く思いだった。

 「後輩が日本一を経験したりだとか、そういうチームになって、社会人で活躍できるというか、自信を持って社会に出て行く。そういうチームにもう一回なってくれたらいいなというところですか」。この日の日本一、常勝への第一歩となる。

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