白鵬、巻き返しへ「今年は勝負の年」右膝と右足首の状態に好感触

 「大相撲初場所」(13日初日、両国国技館)

 昨年11月の大相撲九州場所を全休した横綱白鵬(33)=宮城野=が4日、都内の部屋で新年最初の稽古を行い、十両炎鵬と7番取って5勝2敗と精力的に汗を流した。

 史上最多の優勝41度を誇る第一人者も昨年は4場所休場と低調。2020年東京五輪までの現役続行を目標にしており「もう来年がオリンピックだというのが、まずうれしい。今年は勝負の年」と巻き返しを誓った。

 昨年10月に手術を受けた右膝と右足首の状態について「違和感とかも、九州の時と比べてなくなった」と好感触を口にした。年末年始は家族旅行を楽しんだため、稽古場で体を動かすのは約1週間ぶり。全体の稽古終了後も四股、ダンベル運動を念入りにこなした。

 5月1日から新元号に改まり、3月の春場所が平成最後の本場所となる。「平成にかわいがってもらって、たくさんの思い出がある。1、3月は特別な場所になる。平成を締めくくりたい」と思い入れを強調。自身の最長記録を更新する14年連続優勝にも意欲を示した。

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