高橋大輔 引退は否定 辞退理由は「若い選手が経験する必要性の方が大きい」

演技を締めた高橋大輔=東和薬品ラクタブドーム(撮影・北村雅宏)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、東和薬品ラクタブドーム)

 大会後に来年3月に行われる世界選手権の代表が発表された。2位に入った高橋大輔(32)=関大KFSC=は辞退し、男子は宇野昌磨(トヨタ自動車)、田中刑事(倉敷芸術科学大)、羽生結弦(ANA)が選出された。自身のことを「32歳で、この先の希望も正直ないと思う」と表現し、後進が世界の舞台を経験するために道を譲ったと説明した。なお、会見後、「引退をするつもりはない」とし、競技レベルの挑戦を続けると表明した。

 正直に「僕自身すごく迷ったところではある」、「行きたい気持ちはやまやま」と胸の内を明かした高橋だったが、一つ目の辞退の理由に「世界と戦う覚悟を持ちきれなかった」ことを挙げた。さらに、他国の一流選手と競うことで成長が期待できることを挙げ、「32歳で、この先の希望も正直ないと思う。いま日本を引っ張っている選手たちが経験をたくさん積むことで、今後若手もそうだし、日本のスケートを盛り上げるためには、若い選手が経験する必要性の方が大きいと感じたので、辞退させていただきました」と語った。

 来季以降、世界選手権を目指すかどうかについては、全日本でSPに4回転を入れられなかった自身の構成や、フリーの内容を振り返り「勝てるところではない」とした。ただ、「世界選手権を狙える位置にいないと思うけど、気持ちだけは世界を目指して狙うかもしれないです」と、心意気としては高いレベルを目指すとした。

 一方で、実力で若い世代が高橋を上回れなかったという事実もある。「いやぁ…そこは、世界と戦うってプレッシャーに打ち勝てるほど、そこまでの自信が今の自分にないのも大きな部分。だし、世界選手権でしか経験できない経験はやっぱりある。どんどん続いて成長していってもらいたい気持ちも、(自分が)勝ち取りたい気持ちと同じくらいあって。後輩たちが成長して、羽生君を、昌磨を抜かしていく、どんどんレベルアップしていってもらいたい気持ちも、自分が活躍したい気持ちと同じくらいあるので。両方ですね。でも一番冷静に考えて、僕じゃないと思った」と複雑な思いを語った。

 今季の残りについては、「とりあえず、今は何も考えていなく、来季をどうしようかってところをまず考えようと思っている。今季試合に出ることはもうないと思う」とした。また、「引退をするつもりはない。次、辞めると、もう戻ってこれないので。今日の演技ではスッキリ終われないという思いがある。スッキリ終わりたい」と明言した。

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