「フィギュアスケート・全日本選手権」（２４日、東和薬品ラクタブドーム）

　男子フリーが行われ、５年ぶりの全日本出場となったＳＰ２位の高橋大輔（関大ＫＦＳＣ）は、後半に転倒があったものの果敢に演技に挑みフリー１５１・１０点、合計２３９・６２点を記録した。残り１人の時点で２位に入り、表彰台を確定させた。

　冒頭、予定にはなかった４回転トーループにいくかに思われたが、３回転トーループで着氷。３回転フリップで片手をつき、後半の３連続ジャンプでは転倒もあった。疲れも見えていたが、美しい３回転アクセルや、ステップ、スピンで観衆を魅了し、最後まで演じ切った。演技後は、「大ちゃーん」の声が飛ぶ中、抱えきれないほどの花束を受け取っていた。