国際卓球連盟（ＩＴＴＦ）の年間表彰式が１２日、韓国の仁川で行われ、１８歳の伊藤美誠（１８）＝スターツ＝が世界選手権団体戦の女子の最優秀選手（ＭＶＰ）に選ばれた。候補になっていた年間最優秀選手の初受賞はならず、同じく男子の張本智和（エリートアカデミー）も選ばれなかった。

　伊藤は日本が準優勝だった世界選手権団体戦の中国との決勝で、元世界ランキング１位の劉詩ブンを破り、チームで唯一の白星を挙げた。世界選手権のＭＶＰは事前に候補者が発表されていた賞ではなかったため、表彰式で「ベリーハッピー。こんなのがあるなんてびっくりした」と喜んだ。年間最優秀選手は男女とも中国勢で、男子は樊振東、女子は丁寧が受賞した。