負傷の羽生結弦の決断は?全日本選手権まであと9日 連盟「まだ連絡はきてない」

 日本スケート連盟の12日、都内で理事会を開催した。小林芳子フィギュア強化部長は、11月のフィギュアスケートのGPシリーズ・ロシア杯で右足首のじん帯を損傷し、GPファイナルを欠場した羽生結弦(24)=ANA=の全日本選手権(21日開幕・大阪)の出否について、「まだ連絡はきていないので、今日の時点では何もない」と、話すにとどまった。

 羽生はロシア杯フリーの公式練習中、4回転ループを跳んだ際に右足首を負傷。その後、フリーに強行出場し、優勝を飾ったが、その後、日本に帰国し、精密検査を受けたところ、右足関節外側じん帯損傷、三角じん帯損傷、右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)部損傷の診断。3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1カ月を要する見込みと診断され、出場権を得ていたGPファイナルの欠場を決めた。現在は練習拠点のトロントに戻っている。ブライアン・オーサーコーチはファイナル期間中に、今週中にも羽生と会い、今後について話し合う意向を示している。

 羽生は全日本を欠場する場合、3年連続の欠場となる。同大会は来年3月の世界選手権(埼玉)代表最終選考会を兼ねており、代表入りのためには出場は必須とされている一方で、「過去世界選手権3位以内に入賞した実績のある選手については怪我などやむを得ない理由で全日本に出場できなかった場合、選考基準に照らし、世界選手権での状態を見通しつつ選考する」という条項も明記されている。

 羽生は16年はインフルエンザ、17年は右足首の怪我で欠場したが、16年はGPファイナル優勝、17年は世界ランクや、シーズンベストで選考基準を満たしており、同条項が適用され世界大会の代表に選出されている。今季も現段階で世界最高得点をマークしている。

 羽生は今年2月の平昌五輪でソチ五輪に続いて男子66年ぶりの連覇を達成。今季もGP初戦となったフィンランド大会で、新採点法で世界最高得点となる297・12点をマーク。GPシリーズも2連勝だった。

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