坂本花織4位、惜しくも表彰台ならず「すごいガクガクしちゃって」

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(8日、バンクーバー)

 女子フリーが行われ、平昌五輪代表の坂本花織(18)=シスメックス=はフリーで141・45点、SPとの合計で211・68点で4位だった。表彰台も狙える得点差だったが、3連続ジャンプで転倒があり及ばなかった。結果的に3位のトゥクタミシェワ(ロシア)とは3・64点差だった。

 2回転アクセル-3回転トーループ-2回転トーループの最後の2回転ジャンプで転倒してしまったが、この他の要素はすべて加点がつく出来栄えでまとめた。

 転倒について坂本は「2個目の3T(3回転トーループ)の時にすでに体勢が崩れていて、いけるかなと思ったんですけど…。練習だったらあれくらいでは立ててたんですけど、ちょっとかかとの方でおりてしまったので、少し悔しいかなと思います」と振り返った。全体的には「最初のFT(3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプ)を跳べたら、あとは思いっきり勢いよくいきなさいって先生に言われていて、最初のジャンプが決まったので、その後は勢いよくいけたので、よかったと思っています」と手応えも得た様子だった。

 3位のトゥクタミシェワとは、SPの得点差は0・42点と僅差だった。「頑張れば表彰台も夢じゃないと思ってやっていたので、その緊張もあったんですけど、練習でやってきたことが無駄にならないようにって思ってやるとすごいガクガクしちゃって、それが原因かなと思います」と緊張感のある戦いになった。「1つこけてしまったんですけど、それ以外は自分らしく思いっきりできたので、SPと同じように90%くらい良かったかなと思います」と前向きに語った。

 全日本選手権へ向けても「(今回は)両方ノーミスが目標だったんですけど、多分、五輪の次くらいに緊張したので、全日本ではもうちょっとマシになると思うので。でも、とりあえず自信になったし」と今回の経験を糧に挑むと語った。

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