錦織圭「上出来」の1年 日本協会年間優秀選手賞に選出 コーチは来季もチャン氏

 日本テニス協会は30日、都内で選手、指導者の年間表彰を行い、年間優秀選手賞に錦織圭(日清食品)ら9人を選んだ。右手首の負傷から復帰し、世界ランク9位までカムバックした錦織は激動のシーズンを「上出来だった一年」と笑顔で回顧。来季へ向け「一年を通して、しっかり戦い抜けるようにしたい」と話した。

 今季師事したマイケル・チャン・コーチらスタッフについて「基本的には変わらずです」と話し、12月末からのブリスベン国際でスタートする来季も現体制で四大大会初制覇を目指す意向を示した。チャン・コーチとの師弟関係は6季目を迎える。シーズンオフの練習では課題として「タフさ」を求めていくという。

 年間最優秀選手賞は、9月の全米オープン女子シングルスで日本勢初の四大大会優勝を果たした大坂なおみ(日清食品)を初選出。大坂はビデオメッセージで「とても名誉なこと。多くの選手がいい成績を残した中で選ばれたことに感謝したい」と英語でコメントし、日本語で「MVP、本当にありがとうございます。来年も頑張ります」と感謝した。

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