東京五輪ボクシング除外危機 日本連盟・内田会長「選手のケアを第一に」

 国際オリンピック委員会(IOC)は30日、東京都内で理事会を開き、2020年東京五輪の実施競技からのボクシング除外について結論を持ち越し、国際ボクシング協会の組織運営を調査することを決定。東京五輪での実施については、来年6月の総会で判断する方針を固めた。

 IOCの判断に、日本連盟の内田貞信会長は「今は選手の気持ちのケアを第一に考えている。(東京五輪で競技が)あると信じてあきらめないようにしようと話したい」と必死に前を向いた。同会長によると男女ともメダルを狙える選手が複数いるが「開催国だけに気持ちがへこむ時も大きい」と懸念を示す。「選手、コーチ、監督が不安にならないように」と各地の練習拠点を同会長らが巡回して、モチベーションの維持に務めることも計画している。

 来年9月に五輪出場枠がかかる世界選手権(ロシア)があり、そのアジア予選は3月に行われる。「6月に結論が出るのは遅すぎる」と同会長は焦りは隠せないが、「こちらとしては他にできることがない。AIBAに自浄能力を発揮してもらうしかない」と話していた。

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