「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」（２５日、アクシオン福岡）

　男女フリーが行われ、男子はショートプログラム（ＳＰ）２位の壷井達也（中京大中京高）がフリー１４４・５６点、合計２２２・７９点で優勝した。２位にＳＰ６位、フリー１位、合計２２２・３０点で佐藤駿（埼玉栄中）が入った。３位はＳＰ１位の島田高志郎（木下グループ）。

　フリーをノーミスで終え、初優勝を手にした壷井は「この試合で優勝できると思っていなかったのでびっくりした」と笑顔。「緊張感を持ってノーミスという練習をやってきたことが生きた」と振り返った。１２月の全日本選手権（大阪）の出場権を手にし「シニアの人たちにも負けないように練習したい」と抱負を語った。

　４回転は入れていないが、トリプルアクセル（３回転半）２本が得点源となる。今夏に跳べるようになったばかりの３回転半は「習得まで時間がかかったが、一度コツをつかんだら感覚が身についた」と今は得意技になったようだ。