十両安美錦、珍手網打ちで逆転勝ち 3勝目に「安美だけに網打ちって言いたかった」

 「大相撲九州場所・6日目」(16日、福岡国際センター)

 十両安美錦(40)=伊勢ケ浜=が幕内大奄美(追手風)を珍手「網打ち」で逆転勝ちし、3勝目(3敗)を挙げた。プロ22年で自身初の決まり手。「安美だけに網打ちって言いたかった」と、技もトークも冴えた。

 右を差し、上手を与えぬよう攻め込む。引く形になったものの、体を開き相手を土俵外へねじりした。漁師が投網を打つ形に似る事から名付けられたと言われる技で、業師の本領を発揮した。

 「うまく反応した。最後どうなったのか実感はない。我慢ができた。どんな網打ちだったか、帰って見よう。しがみついただけ」と、苦笑いした。

 幕内土俵で声援を受け、懸賞も手にした。「幕内土俵に上がって自分の相撲が取れた。大丈夫なんだと思える。しっかり自分の相撲を取れば何とかなると思える」。40歳として戦う初の場所で幕内返り咲きへ手応えを得た一番となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス