全日本女王の宮原知子「負けは負け。もっと強くならないと」NHK杯2位で決意新た
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯で、女子フリーから一夜明けた11日、広島県立総合体育館で選手が取材に応じ、2位でシリーズ上位6人によるGPファイナル(12月6~8日・バンクーバー)進出を決めた全日本選手権4連覇中の女王、宮原知子(関大)は「これまでと変わらず、自分が練習でやってきたことを本番できっちりやるのが目標」と意気込んだ。
今大会を制したのは、同じ浜田美栄コーチの指導を受ける16歳の紀平梨花(関大KFSC)。宮原は「負けは負け」とキッパリ話し「でもずっと勝てるわけでもない。もっと強くならないといけないなと強く感じています」と受け止めた。
紀平をはじめ、近年トリプルアクセルや4回転に挑む若い選手が次々に台頭している。その中、宮原は「できることをやることに変わりはない。とにかく自分の演技を極めて、やることをやるということに集中したい」と冷静に足元を見つめた。
また「今後挑戦する必要はあると思う。向上心は捨てずに頑張りたい」とも話した。