ノルディックスキー複合で平昌冬季五輪銀メダリストの渡部暁斗（北野建設）が５日、個人総合２連覇が懸かるワールドカップ（Ｗ杯）に向けて渡欧する前に成田空港で取材に応じ「Ｗ杯のことは今はあまり考えていない。持っていないものを取りに行く」と述べ、来年２～３月の世界選手権に照準を定めて仕上げていく考えを示した。
昨季は複合の日本勢として２３季ぶり２人目の個人総合王者に輝いた。１１月２４日開幕のＷ杯を前に、まずは雪上での事前合宿に臨む予定で「（今季は）少しゆっくりトレーニングをしていきたい。技術的に改善に取り組んでいる部分がどう出るかを見たい」と話した。
