高橋大輔のSP採点詳細、連続ジャンプで減点「1個目のジャンプで上がりすぎて」
「フィギュアスケート・西日本選手権」(3日、日本ガイシアリーナ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、4年ぶりに現役復帰した高橋大輔(32)=関大KFSC=は83・56点で、首位発進した。1番滑走で登場した高橋は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。その後の3回転-3回転の連続ジャンプで体勢を崩したが、きっちりと演技をまとめ、大きな拍手を浴びた。以下、演技の採点詳細。基礎点、GOE、合計点の順番。×は後半のジャンプで加点がつく。
【技術点】41・61点
(1)3回転アクセル 8・00/ 2・88/10・88
(2)3フリップ-3トーループ 9・50/-1・70/ 7・80
(3)足換えキャメルスピン3 2・80/ 0・28/ 3・08
(4)3回転ルッツ× 6・49/ 1・77/ 8・26
(5)フライングシットスピン3 2・60/ 0・52/ 3・12
(6)ステップシークエンス3 3・30/ 1・39/ 4・69
(7)足換えコンビスピン3 3・00/ 0・78/ 3・78
【構成点】41・95点
スケート技術 8・20 つなぎ 8・20
身のこなし 8・30 構成 8・60
曲の解釈 8・65
【合 計】83・56点
最初の要素「トリプルアクセル(3回転半)」は出き栄え点(GOE)も3から5がつき加点を得たが、続く連続ジャンプで体勢を崩し、ここでGOEで減点された。以後は無難にまとめたが、課題と伸びしろのあるSPとなった。
演技後は「コンビネーションの1個目のジャンプで上がりすぎて、うまくつけられなかったのは残念だったけど、それ以外の部分は、緊張感はすごく高かったけど、落ち着いてきっちりできた。走り出しというか、スタートはよかったかな」と振り返った。
4日のフリーへ向けては「近畿選手権ではほとんどミスになってしまったので、特に後半、きっちり決めたい。スピンやステップでもバテないように、思いっきり滑りたい」と話した。
復帰初戦となった近畿選手権はSPが77・28点。フリー118・54点の合計195・82点で、全体3位で今大会へと進出しており、今大会の上位12位までに入れば、全日本選手権の出場権を得る。