“絶対女王”清水、気迫V 「実力5割も出せてない」と反省も

 「空手・プレミアリーグ東京大会」(14日、東京武道館)

 20年東京五輪の追加種目の空手で、世界7都市を転戦する賞金大会の最終戦が行われ、女子個人形では世界選手権2連覇中の“絶対女王”清水希容(24)=ミキハウス=が、世界ランク1位のサンドラ(スペイン)を4-1で下し、優勝した。男子個人形は喜友名諒(28)=劉衛流龍鳳館=が優勝。組手の女子68キロ超級金メダリストの植草歩(26)=JAL=は決勝でフランスの選手に敗れ、2位に終わった。喜友名と植草が年間王者に決まった。

 自国開催の国際大会で負けるわけにはいかない。気合を全身ほとばしらせて、得意の形「チャタンヤラ・クーシャンクー」を演武した清水が、「最大のライバル」と挙げる世界ランク1位のサンドラを4-1で撃破。「いつもと違う緊張感があった気持ちで戦うことをテーマにしていた。その部分は出せたと思う」と、納得の表情で汗を拭った。

 ただ、気持ちが出過ぎた面と、特設の舞台に設置されたマットに戸惑い、技が流れた部分があり「まだ技術を上げないと」と、反省も忘れなかった。

 11月にスペイン・マドリードで行われる世界選手権で3連覇を狙う。「まだ実力の5割も出せてない」と、慢心とは無縁の美しき“絶対女王”。東京五輪まで頂点は譲らない。

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