フィギュアジュニア女子優勝は滝野莉子 織田信成コーチに刺激

 表彰を受ける(左から)2位の河辺愛菜、1位の滝野莉子、3位の岩野桃亜(撮影・持木克友)
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 「フィギュアスケート・近畿選手権」(7日、尼崎スポーツの森)

 ジュニア女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位発進の滝野莉子(16)=関大KFSC=がフリー2位の109・80点、合計166・29点をマークし優勝した。

 滝野は冒頭で3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプを着氷。後半の3回転サルコーで転倒したが、なんとか演技をまとめた。「点数は伸びなかったけど、いい経験になった」と振り返った。

 前日のジャパンオープン(さいたま)では、コーチである織田信成さんが“世界3位”に相当する完璧な演技を披露し話題となった。「近くで練習していてすごく刺激になる」と滝野。「私は練習から完璧にできることが少ないけど、信成先生は練習から完璧にやっている」。コーチの“実力”は常々感じている。

 この日演じたフリー「カルメン」は信成コーチの振り付け。以前同じチームの選手が振り付けをする様子を見て「すごくいいなと思った。楽しそうだった」と感じ、依頼したという。

 「自信を100%持てていたかというとそうではないと思うので、次の試合へは自信をつけて臨みたい」。信成さんのように練習で完成度を高め、試合へとつなげていく。

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