世界柔道、「コリア」銅に喜び 韓国と北朝鮮の南北合同チーム

 【バクー共同】柔道の世界選手権最終日は27日、アゼルバイジャンのバクーで男女混合団体戦が行われ、柔道界で初めて結成された韓国と北朝鮮の南北合同チーム「コリア」が銅メダルを獲得。準決勝で日本に敗れて回った3位決定戦で、ドイツに4-0と快勝した。

 選手は左胸に統一旗のワッペンを付けた柔道着を着用。試合開始前には肩を組み、円陣で士気を高めた。試合中は畳の脇から北朝鮮のコーチが韓国選手に声援を送る場面も。チームが勝利すると、南北の選手が立ち上がって一緒に喜んだ。

 混合団体は2020年東京五輪の新種目。登録選手数は男女計12人だが、コリアは特例で18人となった。

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