柔道でともに五輪2連覇を達成した男子の故斉藤仁氏と女子の谷本歩実さん(37)が国際柔道連盟殿堂入りすることが15日、関係者への取材で分かった。日本人では6、7人目となる。20日開幕の世界選手権(バクー)に合わせ、18日に現地で行われる式典で正式に発表される。
青森県出身の斉藤氏は84年ロサンゼルス大会から当時の95キロ超級を連覇。日本男子監督としても五輪で指揮を執り、全日本柔道連盟強化委員長だった15年1月に肝内胆管がんのため54歳で死去した。愛知県出身で37歳の谷本さんは04年のアテネ、08年の北京両大会で63キロ級を制覇した。